哀れな子どもたち あとがき

 というわけでゼロがツバキを嫌う理由を思いつく限り詰め込んだ話でした。
 ツバキのことが嫌いで嫌いで仕方ないゼロが書きたかったといっても過言ではないので、前半が私の中でクライマックスでしたね。ツバキコノヤロウって思ってる頃のゼロが一番ゼロらしくて私は好きでしたが、いかがでしょう。あまり凄惨な感じにはしなかったので、物足りない方もおられるかと思いますが、これぐらいが好みです。最近暗くて痛いのは読めなくなってきたので。
 後半は一気にゼロがデレだしたので、おいおいまだゼロツバじゃないよゼロ+ツバキなんだからもっと落ち着けよ…って思いつつ、そのままだといつまでたってもゼロがツバキと火花散らしてるだけなので、急展開だけどいいよね!と自分を誤魔化した結果、くっつかなかったという…いやだって、正直この二人がどうやってくっつくのか未だにわかりません。くっついた後は割ときゃっきゃうふふしてるんですけどね。
 定番のお薬口移しもやらせようと思ってましたが、こっちは急展開すぎたのでストップ。ゼロはああ見えて割と自制心きく人間だと思います。口調がアレなだけでツバキよりまとも、というのが私の見解です。ツバキはゼロより捻じ曲がってる。
 相変わらずプロットとかなにそれおいしいの?っていう状態のせいで、終わり方に苦戦してそこで一週間ぐらいかかって辛かったです。仕事も手につきませんでした。だって書いてたらどんどん違うこと喋りだすから…ツバキが全然デレてくれないから…!
 あ、ツバキの過去については話によって変わる感じで、今回は両親ともスパルタ。でも道具とかには思われてないから、ツバキも両親のことは恨んだり疎んだりしてないです。ここは妄想の余地があるので、片親は厳しくて片親は愛してくれている、っていうのも悪くないですね。

 基本的にハッピーエンド主義なので、今回割といいところに落ち着いて満足してます。この後ゼロの猛アタックで絆されていくツバキだといいですね(というか実際もうツバキ落ちてるようなものですがね)

 ここまで読んでくださってありがとうございました。